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ユダヤ教の祝日には Baby Phat をショッピングできない

今日はユダヤ教の元旦だった。“ロシュ・ハシャナ”といって、ユダヤ教徒にとってはとても重要な日。

昼間にハーレム125丁目を歩いたら、やたらと子どもが多かった。ロシュ・ハシャナは学校も休みとなるのだ。とはいえ、ふつうは大人でも他宗教の祝日に詳しくはない。「よく知らないけど、ユダヤ教の祝日よね?」程度な感じ。

だからハーレムの子どもたちも「なんだかよく知らないけど、今日は学校が休み。ラッキー!」 これはチャイナタウンでも同じだったはず。スパニッシュハーレムでも、コリアンタウンでも、いや、ユダヤ系の街以外では、どこでも子どもたちはラッキーな休みだった。

ていうか、ニューヨークは他所に比べるとユダヤ系が多いのだけれど、それでも全市人口の何パーセントだろう? 白人全体でも35%だからなぁ。なのに学校はすべて休み。うーん、ユダヤ系の影響力の大きさゆえだ。

学校は休みだけれど、会社や商店は営業している。ユダヤ系が経営しているところだけが休み。

125丁目も、ところどころ虫食い状態で店が閉まっていた。オーナーがユダヤ系の店だ。若い黒人女性向けの洋服屋(つまりBaby Phatなどを売っている店)の前で、買い物に来たシスタが思わず声を出していた。「えー!? ここも休みなの? ユダヤ教の祝日だから?」

そうです。ユダヤ系はヒップホップ・ビジネスにもたくさん関わっています。その、いいサンプルですね。



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by nybct | 2005-10-05 17:34 | エスニックカルチャー


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